人気の職業と理系

何の職業が、理系の間では人気でしょうか。
バブルのころは文系であろうと理系であろうと就職先を見つけるのは難しくはなかったのですが、最近は理系が有利だそうです。

文系を学んだ人は、理系の職業につきづらい面があります。
その反面、理系を学んだ人が文系の職業につきやすいのです。

大学でも最近は理系学部が人気で、専門的な知識や技術を学ぶことで将来就職しやすくなるからというのが本音のようです。
理系の職業なら何でも人気が集まっているというわけではないようです。医療に関係する職業、医者などは人気が高いようです。
逆に工学部系の仕事は学生に人気がなく、後継者不足が実は問題になりつつあります。

低賃金であることが、人気の高い職業になりきれない理由となることもあります。
エンジニアになりたい人も、収入面でためらってしまいます。

実際、工学部でありながら銀行などに就職する学生も数多く見られます。
技術者として電機メーカーなどで働いている人は、自分の子供には同じ仕事をさせたくないと半数以上が思っているという統計もあるとか。

高収入の職業ほど人気があるという現状は、景気の悪さが関わっているといえます。
高い給与を支払える体制を作り、魅力的な収入条件で人気の職業になれば有力な人材が集まるかもしれませんが、景気の悪化からそれらが難しいようです。